マルは1999年12月25日に行方不明になった事があります。
(詳しくはこちら
その時私は不安で、パニックになりました。
後で知った事ですが、パグが行方不明になる事や、パグの迷い犬はめずらしくないようです。
またその場合、なかなか飼い主の元には帰れない事が多いようです。
こんな不幸が無くなるように、経験を踏まえてまとめる事にしました。

 
● まずは行方不明になる前に。。。。。

 一番良いのは鑑札を身に付けておく事だそうですが、犬の事を何も知らない人にもわかりやすいのは、迷子札だと思います。
それでマルは、次のような迷子札をいつも身に付けています。
特に2歳前後の犬は、飼い主以外の人や、外の世界に興味を持つ時期です。
それで行方不明になる確立が犬種を問わず、高いそうです。
気を付けましょう!!マルも将にその時期に、行方不明になりました。

 迷子札の表にはパグの顔、犬種、名前、裏には苗字、電話番号が彫ってあります。

 ● 行方不明になってしまったら・・・・

 まずは落ち着きましょう。そして一番最初に最寄の警察署へ、連絡をします。
行方不明になった場所が管轄の境界にある場合は、両方の警察署に連絡を入れます。
犬は紛失物扱いになります。
しかし物とは違い、足があるので、盗まれた場合は、現場を押さえないとその扱いにはなりません。(可能性があるではダメです)
犬種、年齢、特徴(犬の毛色など)、身に付けているもの(胴輪・首輪等)を、できるだけ詳しく伝えます。
この辺は、警察の方が詳しく聞いてくれるはずです。
その時に、他に連絡した方が良い場所を聞きます。
連絡先まで、教えてくれるはずです。
マルの時は、動物愛護センターに連絡するように言われました。
(保健所だったり、自治体によって様々です。)
 警察は犬ごときで、そんなに熱心には動いてくれませんから、自分でも積極的に探します。
警察で保護された場合は、預かってくれる日数は大変短いです(1週間もありません)。
まめに近くの警察署(1つだけではなく)に、連絡を入れて下さい。
マルの場合もそうでしたが、思ったよりも遠くに行ってしまう事があります。
 次に愛護センターなどだけではなく、保健所や近くの動物病院、ペットショップにも連絡を入れます。
本当にみつけたければ、この際恥じも外聞も捨てましょう!
もちろん嫌な顔をされる時もありますが、通常は結構協力してくれます。
私もダメもとで、近隣の市町村のペットショップにまで、電話をかけまくりました。
みつかった場合には、その連絡の電話も忘れずに!!(でも私はあせりまくっていたので、どこに連絡を入れたのか、全部は覚えていませんでした。それで覚えている所にしか、電話を入れる事ができませんでした。反省です。。。)
 居なくなった場所にも、何度か行ってみて下さい。
恥ずかしいですが、大きな声で名前を何度も呼んでみて下さい。
 それでも当日にみつからなかった場合は、ビラを作ります。
犬の写真の入ったものです。
できるだけ、はっきりと写っているものを使います。
また連絡先は携帯の番号だけでなく、必ず家の電話番号も入れます。
そういう気遣いも必要です。
それを近くの人が集まるような場所に、頼んで貼らせてもらいます。
電柱にも貼ります。もしダメなら、はがされる覚悟で・・・。
ゴミにならないよう、気遣いも必要です。ビラは犬がみつかったら、すぐに回収して下さい。頼んで貼らせてもらった場所には、お礼も忘れずに!!
ネットの友達にも、応援を頼みましょう!!
絶対に協力してくれるはずです。
 犬が自分で帰ってくる場合は、食事の時間が多いそうです。
食事の時間は必ず留守にしないで、玄関をまめにチェックして下さい。
もちろん他の時間帯も、時々玄関のチェックはして下さい。
またいつ連絡が入ってくるとも限らないので、留守にする場合は留守電にするのを忘れずに!!
 やらなければならない事は、なるべく短時間にやってしまいましょう!
その方がみつかる確立も高くなります。 諦めないで、探し続けましょう!!
 無事にみつかった場合は、念のため病院に連れて行く事をお奨めします。
マルのように怪我をしたり、高熱を出しているとも限りません。
そしてお世話になった皆さんへの感謝の気持ちを、いつまでも忘れずに・・・・。
(保護して下さった方へのお礼ですが、生体の値段の何%という感じで相場みたいなのがあるらしいのですが、私は知らなかったので、本当に気持ち程度(1万円)とさせて頂きました。実際はお金に換えられない気持ちでした。もっともっと包んでも、まだまだ足りないような・・・。こういう事は気持ちの問題ではないかと思います。)


 
● 迷い犬を保護したら・・・。

 この場合も同じく、警察に連絡を入れますが、この時に犬もいっしょに連れて行きます。
書類も作成してくれます。この場合も落し物扱いになります。
もし許されるのなら、なるべく犬を警察に預けないで、連れて帰ってあげて下さい。
そうしないと飼い主が数日の間にみつからなかった場合は、処分されてしまいます。
もし自分で飼えない場合は、預かってくれる人を探してあげて下さい。
しかしその時には、それなりの覚悟も必要になります。
まずは動物病院に連れて行きます。
病気を持っていないか、怪我はないか、何歳くらいなのかを調べてもらいます。
ここで費用がかかってしまいます。
次に家に帰ったら、必ずすぐにシャンプーをします。(熱があったり、大怪我をしている場合は、別です。)
飼い主はしばらくみつからなくても、法律的に半年は飼い主のものです。
情が移ったとしても、飼い主がみつかったら、即、返さなくてはなりません。
半年を過ぎれば、法律的には自分の犬になりますが、やはり飼い主さんがみつかった場合は、返すべきかな?と個人的には思います。
自分で預かる場合はもちろんの事、誰かに預かってもらう場合も、これらの責任がある事を忘れてはなりません。
そうしないと、トラブルの原因となります。
このようなトラブルはよくあります。
一生懸命に面倒をみてあげたのに、飼い主さんがたとえ非常識な方であっても、このわんこと楽しく暮らせた事や、いっしょに過ごした日々、思い出を大切にして、わんこが飼い主さんの元に帰れて良かったと、納得しましょう!
絶対に自分の行為は、無駄でなかったはずです。
 保護した直後に動物病院で異常がなかったとしても、後で病気である事が判明する場合もあります。
里親さんになってもらう方には、その辺も考慮して頂くようにしましょう。

 自分の飼い犬が行方不明になり、無事にみつかった方、迷い犬を保護された体験のある方、このような事でトラブルに遭ってしまった方、ぜひ体験談をお聞かせ下さい!
現在、飼い主がみつからない捨てられた犬、迷い犬は、ある一定期間が過ぎると、殺処分されてしまう運命にあります。
その数は年間29万頭、一日およそ800頭になります。
 そういうわんこを保護して、犬種を問わず、セラピードックになる為の訓練をし、新しい未来を・・・すばらしいと思いませんか?
みなさんのご協力をお願い致します!

 
動物殺処分ゼロを目指して・・・・・NPO法人日本レスキュー協会のHP


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