わんこと旅行するにあたって、一番心配なのは他人に迷惑をかけないようにする事です。電車に乗せる前は体臭チェックをし、臭い時はシャンプーをしなければなりません。マルのように時々キャリーの中で穴掘りをすると、大きな音がしますし、あまり大きな鼾も迷惑です。結構神経を使います。
JRは個室を廃止してきています。新幹線でもほとんど残っていません。
しかも私が使える便には、皆無です。
 今回も帰省は楽しみですが、その道中に頭を痛めていました。
その時に職場の上司から、寝台特急を奨められました。
私の寝台特急のイメージは、カーテンが付いている二段ベッドが向き合って並んでいる・・・・だったので、無理だと言うと、今は違うと言います。個室の時代だと。
びっくりして調べると、その通り!即座に決めました。

 私が利用する寝台特急は、JRの寝台特急「サンライズ瀬戸」です。
毎日東京-高松を往復しています。時期によって、松山まで運転されます。
いろいろ調べると、寝台にもいろいろな席があるという事がわかりました。
私がマルと使用する事を考えると、一番多い席「シングル」か「シングルDX」に絞られます。
帰省する日は高松までの運行だったので、時間的に寝るだけでしたので「シングル」にしました。「シングル」にも同じ料金で、3種類の席があります。
「階下室」「階上室」「平屋室」です。どのHPでもお奨めであり、階段は無い方が良いと思い、「平屋室」にしました。部屋番号さえわかっていれば、予約できます。
「平屋室」は室数が少ないので、早めの予約が必要と思われます。
「平屋室」は他の3室と比べ、天井も高く、部屋も狭い方ではないので、のびのびできるという事でしたから、人気も高いと思います。
「サンライズ瀬戸」は「サンライズ出雲」と同じ車両ですので、ご参考頂けると思います。。

 さていよいよ出発の日です。

 東京駅で、サンライズ特急を待っているマルです。やはりわんはめずらしいので、みんなの注目を集めました。
 ↓は室内です。
部屋はちょっとしたホテルのようです。
狭いですが、寝台特急としては十分だと思います。
ちゃんと室内からもロックできるようになっています。
目覚ましも付いています。ちょっとしたコンセントも付いています。鏡も付いています。 マルのキャリーを置くスペースもありました。
室外に出る時も、ちゃんとロックできます。好きな番号を設定できます。
うれしくて、車内を探検してみました。トイレもきれいだったので、撮影してみました。
最後の画像は洗面台です。
お湯も出ます。

 車内を探検してみて思ったのですが、通路が非常に狭いです。
わんを連れてなら、やはり「平屋室」が良いと思われます。
乗降口のすぐ近くですし、階段もありません。
もし取れなかった場合は「階上室」。階段は真っ直ぐで少し上がるだけで済みます。
しかし「階下室」の階段は狭くて、何段もあり、曲がらなくてはなりません。
キャリーや大きな荷物を持ってですと、厳しいと思われました。
 人数は限られるようですが、シャワー室も使えます。
車掌さんにヘッドフォンをもらうと、ラジオも聞けます。
私は出発前に入浴したので、使用しませんでした。
 乗り心地ですが、やはり揺れます。熟睡はできないかもしれません。
車内放送は深夜はありません。
それから必ず検札がありますから、着替えはその後に・・・・!
なかなか来ないので、着替え始めたら来ました。
後にしてもらいましたが、恥ずかしかったです。
 寝台特急にすると、行きも帰りもほとんどがラッシュと上り、下りが逆になりました。
そこで乗り換えの電車も快適に過ごせました。
但し困った点としては、マルの切符でした。
手荷物の切符は当日限り有効とされており、このように寝台を利用する事は想定されていないようです。最初に電車に乗る前に、駅の改札で買おうとしたのですが、結局駅員さんもどうしたら良いかわからず、降りる駅で払って欲しいと言われました。
しかし愛媛に入ると、この切符に対して非常にうるさく言われます。
松山からの特急内で、ないと言われてしました。
結局車内で買いました(マルたん日記を見て下さい)。
今度復路でもまた同じ事の繰り返しでした。
やはり駅員さんはわからず、とりあえずその駅で買い、きっとこれを付けていたら何も言われないと思いますが、もし翌朝何か言われたら申し訳ないがまた切符を買って欲しいと言われました。関東で言われるはずがない事はわかっていたのですが、本当は降りる駅の改札を出る時に切符を渡さないといけないのですが、期限切れの切符を渡しても仕方がないので、そのまま自動改札より出ました。
この切符の件を除けば、本当に良かったのですが・・・。
 でもまた次回もぜひ利用したいと思いました。
 この後の様子は「マルたん日記」で・・・・。


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